どうも、ユケさんです(@yukesan_family)
7年前に無資格・未経験で障害福祉の業界に転職しました。
その後、訪問介護、グループホーム、児童発達支援、放課後等デイサービスなどを経験しました。
資格も介護福祉士・サービス管理責任者・相談支援専門員などを取得し、サービス提供責任者、サービス管理責任者を経験し、独立起業しました。
現在は、訪問介護事業所、相談支援事業所(2022年4月開所)を運営しながら情報発信をしています。
では、本題に入りますね。
介護業界になぜ?ICT化が叫ばれている?
『ICT』この言葉は、介護業界のみならずよく耳にする言葉だと思います。
さまざまな業界でICTへの取り組みが行われており、介護業界も急速に普及が始まっています。
なぜなら、今後の高齢化社会における介護人材の不足は社会課題でもあり、2025年問題はあくまで通過点で2035年問題の最重要課題に位置付けられているからです。
参考:将来の介護需給に対する高齢者ケアシステムに関する研究会報告書
資料のように政府が推進する「一億総活躍社会」と「介護離職ゼロ」が達成された場合でも、
さらに、「一億総活躍社会・介護離職ゼロ」を実現しようとすると、家族による介護を介護サービスで代替する必要があり、介護人材需要が更に増加し、 2035年時点で79万人の介護職員不足が見込まれる。
その解決策として、テクノロジーを活用したICT化の促進や介護ロボットに注目が集まっています。
ただ、ICTってすごく難しそうで、現場スタッフからしてみれば、難しい事を「やらされる」というマインドに陥りやすく、変化をすることに抵抗を覚えてしまっている事業所もあるみたいです。
私自身は、ICTの促進により業務効率や支援クオリティが向上することに関しては大賛成です。
しかし、どこまで行っても人との関わりや温かさは忘れてはいけないと思っています。
介護が作業的ににならず、本質である「その人らしい地域での暮らし」の懸け橋になることを期待したいと思います。
テクノロジーを活用したICT化とは
ICT化という言葉は聞いたことあるけど、実際にどんな事を言っていて、現実的に自分達にも関係があるのだろうか??
正直、「わからない・・・・」「むずかしい・・・・」
という方がほとんどではないでしょうか?
タブレットを使った情報共有システム
スマホで出退勤の登録システム
スタッフ間のコミュニケーション支援システム
介護ロボットの活用
排せつ予知器具
上記のように様々なシステムがあり、提供している企業も多くあります。
ICT化の導入メリット
さぁ、興味は持ってみたものの、どんなメリットがあるのか?
何を解決することができるのか??
・支援の質向上や科学的介護の実現
・コミュニケーション活性化
・生産性の向上
・若手人材の確保や離職率の低下
おおまかではありますが、上記のようなメリットがあるのではないでしょうか?
私自身の経験上、電子記録や請求業務。勤怠システムといった分野では大きく業務効率ができたと感じています。
まずは、法人や事業所ごとの課題解決に向けた取り組みを少しずつ初めて見ると、スタッフのモチベーションや組織の連携がスムーズになったりと、実務で変化を感じてもらえると思います。
また、アナログの仕組みからデジタルの仕組みへ変化することで、業務効率が進み加算が取得できる場合もありますので、売上の向上にもつながる可能性があります。
ICT化の導入デメリット
ICT化を進めるにあたって全てがいい事ばかりではありません。
次はデメリットについてです。
・管理側が習得し定着させるまで根気が必要
・スタッフへの周知、教育に時間がかかる
・導入コストが高い
・情報漏えいリスクがある
実際に導入してみて上記のような経験をしました。
『絶対にいい!!』と思うシステムや仕組みでも、現場で日々働いているスタッフ目線で考えると変化することは、一定期間であっても負荷がかかることになります。
ハレーションが起きないためにも、ICT化に向けた取り組みには必ず達成したい『背景』をしっかり説明して、定着するまで根気よくやり続ける事が大切だと感じます。
また、事業運営する側としては費用負担は大打撃です!!
そのためにも補助金や助成金を活用し、一時的な吐出しは必要ですが少しでも回収できるように計画を立てて実行することをおススメします。
さいごに。
いかがでしたでしょうか?
まだまだ、介護業界はICT化が遅れている業界だと思います。
少子高齢化、高齢介護という社会課題が騒がれている中、課題解決に向けて少しでも力になれたらと思います。
ですが、冒頭にも伝えた通り、
どこまで行っても人との関わりやぬくもり、温かさといった部分は大切にしていきたいなと思っています。
職業、介護士にもっとスポットライトが当たるように!
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